スケールドコンポジット ホワイトナイト & スペースシップワン


 TAC初の宇宙機となるのは民間宇宙船「スペースシップワン」。
 それと、その打ち上げ母機である「ホワイトナイト」のコンビ。
 これは民間の実用宇宙船開発コンテストの参加機の一つであり、
他にも大会にはフランスやら色々と参加は計画されていた。
 でも、なんとかなったのはこれのみ。
 これを週1で打ち上げようって言うんだからたいしたものである。
 ホワイトナイトで高度15キロぐらいまで上がって、
そこからスペースシップワンが100キロぐらいまで上がるっていう事で、
軌道要素は異なるが、ほとんどX−15と変わらない数字である。
 定期的に宝くじでも買ってみるか・・・。

 スケールドコンポジットの前作にあたる「HALOプロテウス」の当初の計画にも
小型宇宙船を打ち上げる母機として運用する計画があったが、
それではコンテストのレギュレーションに合わなかったのか,新型機の開発となったようだ。

 それにしても久々にてこずらされた機体でした。
 開発中の機体って事で写真などは公式HPで、かなり公開されているものの
どこが何メートルとか言う情報や、まして3面図などは公開されておらず、
ほとんどイラスト1枚の架空機製作と変わらない状況でした。
 それでも次々と公開される新資料に全幅が初期設計から変更されたとの記述があったり、
ほぼ真下とか真横、真正面の写真が出てくればもうこっちのモノ。
 おかげで1度シリコン型を作ってから原型改修という事に。
 もう2日早く写真が出ていたら・・・(泣)。

 航空ファン2004年7月号「ニュウキットレヴュー」にて作例していただきました。
 担当モデラーは、この手はおまかせの二宮茂樹氏。
 ありがとうございました。
 内容はこのコーナーにしては珍しいレジンキットの作例という事もあり
レジンキットの組み立て方といった内容と化しておりました。
 送ってみるものです。