サンダーバード1号
(C)東北新社



 ひさびさにプラモの完成品。
なんといっても1/144。
 今は無き「イマイ」最後の遺産にして「アオシマ」ITC参戦記念商品だがちょいと厳しい出来のキット。
65点ぐらいか?
 フォルムはOKなのだが、表面ディティールは90年代風な割に、
組み立て方法が70年代のまんまで、塗装を前提としている割に
分割が考えられていないので非常に組み立てづらい。
 また、複数プロップが存在するものの常で「段付き」を基本にしている割には
その特徴である段差がはっきりしていなかったりと中途半端である。
 元々は塗りわけだったパネルラインを筋彫りにしたのは好みの分かれるところか?
 さらに組み立て図に色指定もきちんとされていないし、
デカールも主翼端や安定翼端のブルー部分が入ってない割に
エンジン部のストライプは入っていたりといいかげんである。
 箱のデザインセンスはイマイの方が上だったなあ。
 加工個所は胴体上面の「段」とロケットノズル全部別パーツ化の2点。
 段は0.5ミリプラ板を加工。
中央のノズルはキャストブロックからドリルレースで削り出し。
その他のノズルはウエーブの中ノズルから加工。
 なんでそんな事をしているかというと
ロケットノズルの付く十字の板のところの合わせ目がやたら消しづらい為と
プロップではきちんとロケットノズル状になっているのを再現するためである。

 組んだのはアオシマ初回版で、現在はハピネットさんに販売が移行し、
1話のタイヤなどが追加パーツとして
入っているが、そのタイヤの直径がファントムの前輪と同じくらいなんだな。