マグダネル・ダグラス RF−4X

 びみょ〜な機体。
言ってしまえば架空機。
 でも、機首部分は実物がイスラエルに現存する。
 さらに実在した本体は実物のファントムに直接木製パーツをくっつけたというスゴイシロモノ。
 TACとしては3機目のファントムバリエーション。
 大きくは、あとカナード付を残すのみ。

 実機の開発経緯はまず、すごいカメラが出来た事。
 CIAとイスラエルが興味をもったよ。でも、このカメラすごく重い。
 試しに偵察ポッドに入れて飛ばしてみたけどあんましよくなかった。だったら機載だ。
 って事でファントム自体も超音速クルーズ可能なように改造してみようとなった。
 超音速用のインテークと水噴射装置用の水タンクを背負わせてみるためにモックアップを作ったよ。
 やる気マンマンのイスラエルが実機を提供したので、それに直接パーツを貼って作ってみました。
 諸事情により計画は流れちゃったけど、イスラエルはこのカメラが欲しくってしょうがなかったので
普通のファントムにこのカメラを載せた機体を作ってもらったというお話でした。

 最初にこの機体をみた時は本来の掲載誌「レプリカ」ではなく、
ソニーマガジンの「エアログラフィック」で「ファントム100機男」斎藤さんの紹介記事。
 解説無しで機体名だけで正体不明だったが、
ほどなくファントム本に側面の写真が載っている物を手に入れた。
 今回の完成見本もカラーリングはその作例といっしょ。
 インテーク側面の補強材は写真の方にはなかったのでつけませんでした。
 
 最近の本だと「世界の傑作機 ファントム海軍型」に解説、
「Jウイング」の数年前のファントム特集にちょっと載っていました。
 でも、「レプリカ」掲載の斎藤さんの図面の孫引きみたいでいまいち。
 それでもよくわかんなくって、製作にあたって掲示板で教えをいただいたりしまして、ありがとうございました。

 そしたらその後「ACECOMBAT」にコイツの戦闘機型が参戦。
 戦闘機型ならカナード付の方がカッコよくないですか?。
 いえ、好きだからいいんですけど・・・。