RF-4E ファントムII 航空自衛隊


 ファントムIIは1番好きな航空機だ。
 大好きなコラーニ的な流麗なフォルムとは一番かけ離れた無骨な形なんだけど、
逆にそれこそ軍用機らしいって感じがする。
 それ以前に「ファントム無頼」の影響が大きい事は確かだ。(笑)

 原型製作まえにリサーチと形状把握を兼ねて旧LSのEJをEJ改に改修。
 その時になってはじめて機体下面の主翼部の段差に気づく。
 この話はEJ改の項に詳しく書いてあるのでそちらを参照。
 ファントムっていってもタイプ毎に結構な差があることはやはり驚きである。
 最初はポリパテから削りだそうと思っていたんだが
、やはりプラ板工作に変更。最近はずっとこのパターン。

 私とファントムの出会いはもう何年まえだろう。
 古い話だが、青森出身の私の場合、中学校の修学旅行が北海道で、
当時は現役だった青函連絡船で函館に渡り、そこから電車で札幌にむかった。
その途中、千歳空港駅でとまった。
当時の千歳空港は、まだ自衛隊と共用の時代で、北の脅威も大きかった時代だ。
なにげなく外を見ているとファントムが2機ほとんど同時に飛び立っていった。
それはスクランブル発進だったのだろうか。すっげーかっこよかった。
 その後、基地祭とかも行って、近くで飛行機を見たり、
展示飛行を見たりもしたが、こっちのほうがインパクトがあった。

 余談だが、飛んでる飛行機といえば、その昔「パールハーバー50th」のちょいまえに
ハワイにいったのだが、その時サンダーバーズを見た。
 うまれて初めてのアクロチームだった。
4日めの午後、ホテルの11階の部屋で出かける準備をしていたら外で轟音がとどろいた。
なにかと思ってベランダに出てみると頭上を派手なF−16が飛んでいった。
思わずおおっと声をあげてしまった。
 サンダーバーズがパールハーバー上でアクロバットを始めていたのだ。
そんなことがあるとは全く知らなかった私は、そのままその飛行を見てしまい、
午後の予定はキャンセルとあいなった。
 逆光ぎみではあったが、F−16が脚を出して低速で編隊飛行する姿は
背景にパールハーバーが煌めいてとても美しかった。